デスクワークの腰痛と座り方のコツ|今日からできるセルフケア
2026/10/13

パソコン作業が続いた日の夕方、「立ち上がるときに腰が重い」「座っているだけなのに腰がつらい」と感じることはありませんか。デスクワークは体を大きく動かさないぶん楽に見えますが、同じ姿勢が長く続くことで、腰には少しずつ負担がたまっていきます。在宅ワークが増え、ダイニングチェアやソファで仕事をする方も多くなりました。
この記事では、整骨院で日々腰のご相談を受けている柔道整復師の立場から、デスクワークで腰痛が起こりやすい仕組み、よくある原因、今日からできる座り方のコツとセルフケア、そして医療機関を受診したほうがよいサインまでをまとめました。
座っているだけで腰に負担がかかる仕組み
腰の骨は「腰椎(ようつい)」と呼ばれ、5つの骨が積み木のように重なっています。骨と骨の間には「椎間板(ついかんばん)」というクッションがあり、背骨の両側を縦に走る「脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)」などの筋肉が、背骨を支えています。
座っている姿勢は、立っているときよりも腰の椎間板にかかる負担が大きくなりやすいといわれています。とくに背中を丸めて骨盤が後ろに倒れた座り方では、腰のカーブが失われ、椎間板や腰まわりの筋肉に負担が集中しやすくなります。
また、座っている間は股関節が曲がったままになるため、太ももの付け根にある「腸腰筋(ちょうようきん)」という、背骨と脚をつなぐ筋肉が縮んだ状態が続きます。太ももの裏の「ハムストリングス」も硬くなりやすく、骨盤の動きを妨げます。長時間座ったあとに腰が伸ばしにくいのは、こうした筋肉のこわばりが関係していることが多いのです。
デスクワークの腰痛が起こりやすい5つの原因
1. 浅く座って背中が丸まる
椅子の前のほうに浅く腰かけ、背もたれに寄りかかる姿勢は、骨盤が後ろに倒れて腰が丸まりやすくなります。
2. 同じ姿勢が長く続く
集中していると、1〜2時間ほとんど動かないこともあります。筋肉が同じ長さのまま固まり、血流も滞りやすくなります。
3. 机と椅子、画面の高さが合っていない
画面が低いと頭が前に出て背中が丸まり、椅子が高すぎたり低すぎたりすると、足が床にしっかりつかず腰で体を支えることになります。
4. 在宅ワークの作業環境
ソファや座卓、ダイニングチェアでの作業は、もともと長時間の作業を想定していないため、姿勢が崩れやすくなります。
5. 運動不足と通勤の負担
体を動かす機会が減ると、お腹や背中の筋肉が使われにくくなります。坂道や階段の多い街では、運動不足の体で急に坂を上り下りすることも腰の負担になります。
当院でも施術前の問診で、1日に座っている時間や作業環境、通勤の様子までうかがうようにしています。
今日からできる座り方のコツとセルフケア

- 椅子には深く座る:お尻を背もたれにつけるように深く座り、骨盤を立てるイメージで座ります。腰と背もたれの間にすき間ができる場合は、たたんだタオルをはさむと姿勢を保ちやすくなります。
- 足裏を床につける:膝と股関節がおよそ90度になる高さに椅子を合わせ、足裏全体を床につけます。足が届かない場合は、足元に台を置きましょう。
- 画面は目の高さに近づける:ノートパソコンは本などで高さを上げ、目線が下がりすぎないようにします。
- 30分〜1時間に一度は立ち上がる:飲み物を取りに行く、電話は立って受けるなど、こまめに姿勢を変える習慣をつけましょう。
- 太ももの付け根を伸ばす:立った状態で片脚を後ろに引き、前の膝を軽く曲げて、後ろ脚の付け根を前に押し出すように20〜30秒伸ばします。左右行いましょう。
- 座ったまま骨盤を前後に動かす:椅子に座ったまま、骨盤をゆっくり前に倒して腰を反らせ、次に後ろに倒して背中を丸めます。痛みのない範囲で10回ほど繰り返します。
セルフケアの途中で痛みやしびれが強まる場合は、すぐに中止してください。
こんなときは医療機関へ|受診の目安
デスクワークによる腰の重さやこわばりの多くは、姿勢や生活習慣の見直しで落ち着いていきますが、次のような場合は整骨院ではなく、まず医療機関(整形外科など)を受診してください。
- お尻から脚にかけてのしびれや痛みがある、脚に力が入りにくい
- 尿や便が出にくい、もれるなど排尿・排便の異常がある(すぐに受診を)
- 安静にしていても痛む、夜間に痛みで目が覚める
- 発熱がある、体重が急に減った
- 転倒や事故など、はっきりしたきっかけのあとに痛み出した
- 痛みが数週間たっても軽くならない、だんだん強くなる
当院でも施術前の問診でこれらを確認し、必要な場合は医療機関の受診をおすすめしています。
よくある質問
Q. 立って仕事をしたほうが腰にはよいですか?
A. 立ったままでも同じ姿勢が続けば腰に負担はかかります。大切なのは、座る・立つ・歩くといった姿勢をこまめに変えることです。
Q. 腰が痛いときは温めたほうがいいですか、冷やしたほうがいいですか?
A. 長く座ったあとの重さやこわばりは、入浴などで温めると楽になることが多いです。ただし、急に強い痛みが出た直後や、熱っぽさや腫れがある場合は無理に温めず、医療機関や専門家にご相談ください。
Q. デスクワークの腰痛に、整骨院で健康保険は使えますか?
A. 整骨院で健康保険が使えるのは、骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷などの急性のけがです。長時間の座り姿勢による慢性的な腰痛は保険の対象外となり、自費での施術になります。
百合ヶ丘mana整骨院の腰痛ケア

百合ヶ丘mana整骨院は、小田急線「百合ヶ丘」駅から徒歩約8分、「新百合ヶ丘」駅から徒歩約12分の整骨院です。デスクワークによる腰のつらさには、問診と検査で姿勢や骨盤まわりの動き、座っている時間や作業環境をうかがったうえで、もみほぐし・ストレッチ・骨盤や背骨の矯正などを組み合わせます。はり師・きゅう師の資格を持つスタッフによる鍼・灸もご相談いただけます。
職場やご自宅で続けやすい座り方の工夫やストレッチも一緒に考えます。院での施術と日常のケアを組み合わせて、座る時間が長くても疲れをためにくい体づくりをサポートします。
平日は9:00〜20:00、土曜・日曜・祝日も9:00〜17:00まで営業しています(休診は年末年始、予約制)。お仕事帰りにも通いやすい時間帯です。駐車場は店舗前に1台(ホームページの予約サイトからご予約いただけます)、近隣のスーパー三和の駐車券をお持ちいただくと2時間無料になります。麻生区でデスクワークによる腰のつらさが気になる方は、百合ヶ丘mana整骨院にご相談ください。
所在地:川崎市麻生区百合丘1丁目15-3 ブライト百合丘/ご予約・お問い合わせ:044-328-9683(ネット予約は24時間受付)
この記事の監修者
百合ヶ丘mana整骨院の柔道整復師が監修しています。当院には柔道整復師のほか、はり師・きゅう師の資格を持つスタッフも在籍しています。
この記事は一般的な情報です。症状には個人差があるため、気になる症状は医療機関や専門家にご相談ください。








